ディザスター (disaster)

[amazarashi「ディザスター」歌詞]

[Verse 1]
始まりは得てして些細だった
無知で非常識な夢想家
持たざる者特有の
怖いものなしの一歩
誰もが授かる訳ないギフト
限られてる手札くしくも
理解者ゼロだからひたすら
自殺志願者 オア 開拓者
青年のディザスター

[Verse 2]
無我夢中が貫く昼夜
鬱憤を打ち付けるシューター
「おまえじゃ無理」とのたまった
疑念の眉間を撃ち抜いた
共感と支持が伝播して
見ず知らずが共犯関係
伸るか反るかで伸る選べば
少なからず挑戦者

[Chorus]
名シーンだけの人生じゃいられないな
不成功がもたらす栄光
延々待っても来ない順番は
不名誉が僕らの名誉で
(ディザスター)　危機が訪れて
(ディザスター)　あれがはじまりだと
(ディザスター)　のちに知るんだよ
笑えてくるぜ　笑えてくるぜ

[Verse 3]
憧れ　現実　過去　現在
収支と事情　照らし合わせ
「今思えば」が彩る数多くのディスコグラフィ
肩書は進行形の作品
止まる訳いかない疲れたで
価値は語れない数字と金
昼夜逆転のダメ人間
歪んだ分濃い陰影

[Verse 4]
無力感がうるさい夜は
ヘッドフォンで耳を塞いだ
くそくらえと罵った声
自分に刺さり抜けない棘
もういいかと腰を下ろせば
そんなもんかと夢が笑った
没後評価されて喜ぶ
作家なんているもんか

[Chorus]
名シーンだけの人生じゃいられないな
不成功がもたらす栄光
延々待っても　来ない順番は
不名誉が僕らの名誉で
(ディザスター)　危機が訪れて
(ディザスター)　あれがはじまりだと
(ディザスター)　のちに知るんだよ
笑えてくるぜ　笑えてくるぜ

[Bridge]
嵐の前、靴紐きつく
朝方の荒野の沈黙
向かい風に背を預けたら
図らずも追い風になった
困難はふいに訪れて
野望とか動機を試す
人が押し付ける褒章は
心底くそくらえ

[Chorus]
名シーンだけの人生じゃいられないな
不成功がもたらす栄光
延々待っても　来ない順番は
不名誉が僕らの名誉で
(ディザスター)　危機が訪れて
(ディザスター)　あれがはじまりだと
(ディザスター)　のちに知るんだよ
笑えてくるぜ　笑えてくるぜ

[Outro]
(ディザスター)
(ディザスター)
(ディザスター)