高速道路に吸い込まれる夜
君の隣で眠りに就いた
小さな夢の後昨日の私のまま
隣で生きている今日の君を見てた
夢心地刻むリズムに操られ
遠退く意識が今更問いかける
「君の、中で、私は、死んでる?」
窓の外で光が繋がる
景色の速さに連れ去られて
変われないままの私を
誰かがいつか許してくれるのを
待ってた
二人の速度がすれ違い
目線の先で光が滲んでこぼれた
景色の速さに連れ去られて
変われないままの私を
君がいつか許してくれるのを
待ってた
此処に居るようで此処に居ない
君は残像
そんなものに縋り付く惨めな感情
高速道路に吐き出されるように終わった