例えば (For Example)

[花譜「例えば」歌詞]

[イントロ]
正解全部ぼやけても
見たかったんだよ　孤独の夜に
過ぎ去った日々を思い出す
あの笑顔から　すれ違ってから
逃げ出したかった

[ヴァース 1]
焦点の合わない日々が
ゴミのようで　這い上がれない
正解なんてない日々に
構えなかった　抱えたものに潰れそうで

[プリコーラス]
ああもう　捨てたいよ　横切ったため息とか
苦しみも　悲しみも　春風を知った雪雲も
全部偽物で　意味は今更どうでも良くて
その全てが泥に見えて

[コーラス]
その光は今の僕に
とっちゃ迷惑で　本当苦しくて
目を背けてしまう前に見えた
一瞬の日々を信じたいから
僕は生きる

[ヴァース 2]
正解全部ぼやけても
今更なんだよ　孤独の夜
教室の隅　切なく響く
無音が脳を揺らしている
気付けば教科書が落ちる

[プリコーラス]
でもその中で垣間見た景色は
優しさは　ドキドキは　あの人の手の温もりは
全部本物で　僕には眩しかったりして
その全てが美しくて

[コーラス]
果てしないまま　道は続く
足がもたついて　地面は硬くって
例えばあの日見た光の渦全てが
僕がここにいる理由だったなら
歩くしかない

[ブリッジ]
何もかもが通り過ぎる
ノイズが乗っかって　景色が吹き飛んで
光だけはそこにあって
それこそが君だ

[コーラス]
例えばその光があれば
揺れる瞳も　爪の色も　あの人の手の温もりも
全部を捨ててもいい
どうでも良いんだよ　君が笑ってくれれば
僕は溺れたままでいい