健忘さん、こっち向いて (Kenbou-san, Kocchi Muite)

[卯花ロク「健忘さん、こっち向いて (ft. 初音ミク)」歌詞]

引っ張られて ぐちゃぐちゃにされ
最後は突き落とされた
アナタ方にしてみれば忘れた過去でしょ？
だって笑顔で何気のない毎日を生きてるじゃんね
あたしだって欲しかった今という毎日を

前髪掴み 制服破り あたしのおなかを殴った手で
我が子を抱え 頭を撫でる 優しげなアナタ
あたしに見せた嘲笑い顔とは
似ても似つかない笑顔だった
その手で育つお子様の将来が楽しみですね

連鎖してく あたしに向けた罵詈雑言フルコース
アナタ方はそもそも自覚も無いでしょ？
で あたしの報せを聞いて吐いた言葉 笑っちゃった
加害者がしたことは許せやしない だって
なんともおめでたいね

見た目嘲り 生い立ち咎め あたしに唾を吐いた口で
悪事を嘆き 正義を語る すばらしきアナタ
気に召す召さないで変わる悪善
風見鶏のような倫理観で
アナタは次も別の誰かに唾をかけるんですね

かわいそうとか 情けないとか
哀れみ ご指摘のバーゲンセール
画面の先の平和な場所で呟くあなたら
なら代わってよ 同じ目に合って
もう一度その言葉 聞かせてよ
口先だけの三文役者のみなさま

忘れられても覚えているよ
死ぬ前も今もその先も
身体と心の傷と痛み
殺しても足りない

だからさ せめてアナタらの側
肌が触れ合いそうな距離感で
惨い末路を心の底からお願いすんだよ

いつでもいいから地獄に堕ちてね