書き殴る憂いと
微熱混じりで横たわる夢横目に
射し込む灯り 透けた姿は疾うに
綻んでいたんだ
相反してる音と感覚
吐く溜息に溺れぬようにと
虚ろな心 飽く言にさよなら
今、夜に馳せる
寝静まる街に翳した指先
研いだ哀と煌めきを纏って
閉じた瞼 憧憬の後先
揺蕩う孤独をこのまま溶かして
満ち欠ける心で求める言葉
所詮は自己防衛だ
見つからない出口を濡れた視界で
まだ探している
迫る時間 空白のキャンバス
歪む喧騒塗れぬようにと
息づく夢何度だって確かめて
今、身を委ねる
戻らない過去も分からない未来も
全て抱きしめて生きていたいんだ
軋む心ならいっそ壊してしまえたなら
忘れられるのかな
寝静まる街に翳した指先
研いだ哀と煌めきを纏って
揺らめく風 後悔を消し去って
そっとドアを開く
駆け出した街に続く夜空に
澄んだ愛と色彩を残して
閉じた瞼 憧憬の後先
揺蕩う孤独もこのまま連れて行って