[ヨルシカ「春泥棒 (Haru dorobou)」歌詞]
[Verse 1]
高架橋を抜けたら雲の隙間に青が覗いた
最近どうも暑いからただ風が吹くのを待ってた
[Pre-Chorus]
木陰に座る
何か頬に付く
見上げれば頭上に咲いて散る
[Chorus]
はらり、僕らもう息も忘れて
瞬きさえ億劫
さぁ、今日さえ明日過去に変わる
ただ風を待つ
だから僕らもう声も忘れて
さよならさえ億劫
ただ花が降るだけ晴れり
今、春吹雪
[Verse 2]
次の日も待ち合わせ
花見の客も少なくなった
春の匂いはもう止む
今年も夏が来るのか
[Verse 3]
高架橋を抜けたら道の先に君が覗いた
残りはどれだけかな
どれだけ春に会えるだろう
[Pre-Chorus]
川沿いの丘、木陰に座る
また昨日と変わらず今日も咲く花に
[Chorus]
僕らもう息も忘れて
瞬きさえ億劫
花散らせ今吹くこの嵐は
まさに春泥棒
風に今日ももう時が流れて
立つことさえ億劫
花の隙間に空、散れり
まだ、春吹雪
[Bridge]
今日も会いに行く
木陰に座る
溜息を吐く
花ももう終わる
明日も会いに行く
春がもう終わる
名残るように時間が散っていく
[Chorus]
愛を歌えば言葉足らず
踏む韻さえ億劫
花開いた今を言葉如きが語れるものか
はらり、僕らもう声も忘れて
瞬きさえ億劫
花見は僕らだけ
散るなまだ、春吹雪
[Outro]
あともう少しだけ
もう数えられるだけ
あと花二つだけ
もう花一つだけ
ただ葉が残るだけ、はらり
今、春仕舞い
春泥棒 (Spring Thief) was written by n-buna.
春泥棒 (Spring Thief) was produced by n-buna.
ヨルシカ (Yorushika) released 春泥棒 (Spring Thief) on Sat Jan 09 2021.
n-buna
春の日に昭和記念公園の原に一本立つ欅を眺めながら、あの欅が桜だったらいいのにと考えていた。あれを桜に見立てて曲を書こう。どうせならその桜も何かに見立てた方がいい。月並みだが命にしよう。花が寿命なら風は時間だろう。
それはつまり春風のことで、桜を散らしていくから春泥棒である
[English Translation]
While standing in the field of Showa Kinen Park and looking at Zelkovas during Spring Day, I thought it would be nice if they grow...