[Ayase「飽和」歌詞]
[Intro]
随分と長い夢を
心地良い夢を
見ていた様な
そんな淡い記憶の最後
花の便りが町に届く頃
[Verse 1]
こんな日が来るなんてね
っておどけた君は
静かに息を吸い込んだ後
丁寧に言葉を紡ぐ
その中に散りばめられた
ごめんねだけが宙に残った
[Pre-Chorus]
知らないうちに僕らはきっと
一つの生き物になって
これ以上何も要らなくなった
完成を迎えたんだよ
だから足りないままの誰かを
それぞれ愛してあげてと
神様が決めたんだよきっと
誰のせいでもないんだよきっと
悲しいことじゃないんだよきっと
[Chorus]
君が選んだ答えはほら
僕が選んできた答えの
果てに辿り着いた結末だ
だからそんな顔はよしてよ
あんなに愛しかった日々が
幕を閉じるこんな時さえ
出会えて本当に良かったな
なんて思える恋をしたんだよ
そんな立派な恋をしたんだよ (Ah)
[Verse 2]
二人で長い時間をかけて
積み上げた階段を降っていく
今にも崩れそうなほどに
脆くて酷い出来だった
離れないように離さないように
繋いでいた掌を
転んでしまわないように
握りしめてくれていたのは
君の方だったんだね
[Chorus]
知らないうちに僕はきっと
鏡の中の君を見てた
みだりに夢を語ってばかりで
気付くことも出来なかった
これは君のせいでもなくて
神様のせいでもないから
僕が奪った分よりずっと
長く沢山愛されていて
なんて想える恋だったんだよ
かけがえない恋だったんだよ
ありがとねの後に続く
伝えそびれたさよならを君に
飽和 (Ho-wa) was written by Ayase.
飽和 (Ho-wa) was produced by Ayase.
Ayase released 飽和 (Ho-wa) on Fri Sep 30 2022.
Ayase
大切な人と長い時間共に過ごすと、色々な部分がどんどんと似ていって、時折相手のことを自分自身のように感じたり、自分の中に相手の存在を感じることもある。そんな二人のようで一人のような、お互いの当たり前を重ねた日々は終わって、一つの存在はまた二人に戻った。現実にはもう自分のそばに居ないのに、自分の中に出来上がってしまった大切な人の存在が未だ溶け切れず混ざり切らないでいる。共に生きたかけがえのない時間をかけがえのない思い出に変えるために、溶けずに残った記憶の中の大切な人へ、本当のさよならを伝えるために書いた歌です。
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