花は 優しく揺れ
無垢な香り 漂う
春の昼下がり
手と手 触れた あの日のこと
今も思い出すのさ
伴かけた記憶
やがて 目の前の世界が
終わりを迎える時
ぬくもりが 君を包むよ
遥か遠く 淀んだ霧が晴れたら
必ず 迎えに行くから
忘れないで 君が僕を呼ぶ声は
いつでも 胸の中で聞こえている
ふいに 涙こぼれ
闇が 手招きしても
どうか 振り返らないで
もしも 迷い 躊躇うのなら
僕が光になって
君を照らすから
やがて 清らかな世界が
僕らを迎える時
新しい扉がひらくよ
どこか淡く やわらかな風が吹いたら
必ず 抱きしめに行くから
もう泣かないで 君の笑顔は
いつしか かけがえのないものになった
遥か遠く 淀んだ霧が晴れたら
必ず 迎えに行くから
忘れないで 君が僕を呼ぶ声は
いつしか 時と共に 色褪せても